俺は足踏み

もう少し頑張りたい三十代の日記です

高みを目指す陸上選手を見て思ったこと

今、世界陸上が開催されているからか、最近陸上競技の動画をよく目にします。

 

陸上競技の世界だけではないですが、新しい記録というのは、どんどん更新されていきます。もう抜かれることはないだろうというとんでもない記録が、数年後にあっさりと抜かれてしまう。100mの記録なんてもう縮めようがないと思うんですが、おそらくまた新しく塗り替えられるのでしょうね。

 

人間というのは、本当によく高みを目指します。陸上だけでなく、ビジネスの世界でも便利で画期的な発明がなされたり、より高品質な製品が生まれたり、とどまることを知りません。それはそこで働いている人々が常に高みを目指しているからに他なりません。

 

そういう高いレベルの話だけではないんです。人間誰しもが高みを何かしらの形で目指しています。焼肉の食べ放題に行ってどれだけ食べられるかに挑んだり、毎日の髪のセットでいかにきめられるかに神経を注いだり、より多くの汗をかくためにいかに長くお風呂に浸かれるかに挑戦したり。ほんとに些細な高みを見つけてはそれを乗り越えようと奮闘します。

 

日常生活の小さなところからさえ人間は限界のその先を目指しています。そういう人間の大小ある営みの結晶が今の社会を作っているのかもしれません。ほかの動物にはない、人間だけがもつ特徴のような気がします、わかりませんが(笑)

 

あの陸上大会に出場する選手全員がそれぞれの記録を目指して持てる最大限の力を発揮しようとします。陸上選手のそういう姿を、実生活の私に落としてちょっと考えてみました。自分を含めた誰しもが高みを目指して生活しているんだなあと、ふと考えてしまったのです。焼肉だろうと髪のセットだろうと入浴だろうと、それぞれの目指す高みがまわりまわって私たちの生活の発展につながっている、そんな気がします。

走り幅跳びのイラスト