こんばんわ
北京オリンピックが盛り上がってますね。
大学時代に中国語の授業で習った今だに不思議だなと思わされる話をさせてください。
「北京」という文字の中国語の発音をローマ字を使って表記すると「beijing」となります。
「京」という文字をローマ字で表記すると「jing」となり、「jin」ではありません。発音が違います
「n」と「ng」の違いです。「jin」も「jing」も日本人が聞くとどちらも「ジン」と聞こえると思います。
中国語の発音である「n」と「ng」は日本人が聞くとどちらも同じ「ン」と聞こえて聞きわけるのが難しいと思います。しかし中国語の世界ではこの二つを使い分けます。
私が不思議だと思う話はここからです。
例えば「jing」と発音する漢字は先ほどの「京」の他に「晴」、「静」、「景」などがあります。
そして「jin」と発音する漢字は、「筋」、「進」、「今」などがあります。
あるなしクイズのようですが、この二つの違いがわかりますか?
もう少しヒントです。
・単「dan」、当「dang」
・感「gan」、岡「gang」
上の例で言うと「単」は日本語の音読みで「たん」、「分」は「ふん」、「感」は「かん」ですよね。
「当」は「とう」、「風」は「ふう」、「岡」は「こう」です。
日本語の音読みで「○ん」の漢字は中国語の発音で「n」ですが、「○ん」ではない漢字は中国語で「ng」の発音になるんです。もちろん例外もあると思いますが。
中国語の発音と日本語の音読みにはこのような規則性があるんです。
中国から漢字が日本に伝わった時に、音も一緒に伝わったのでしょうか。どういう経緯でこのような相関関係ができたのでしょうか。歴史とかを調べればわかるのでしょうが、不思議なんですよね。
どなたか知っている方がいらっしゃいましたら教えてください。