霧中暗中ブログ

夢も希望もない三十代の日記です

荒川河川敷の思い出

 荒川の河川敷に初めて行ったのは2008年7月だった。初めて土手を登って荒川を見下ろした時の感想は良い所を見つけてしまった、である。

 風景の良し悪しなど私にはわからない。しかし、東京の煩わしい建物に囲まれた中で生活していた私には、荒川の開け切った風景がとても気持ちよかった。足立区側から土手に登ると、北千住や墨田区の街が見渡せた。

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おそらく墨田区の風景です

 当時、私はよくランニングをしていた。しかし、街中をランニングするのはけっこう目立つのだ。それが多少なりとも苦痛だった。しかし、荒川河川敷では逆にランニングしていない人の方が目立つ(言い過ぎ)。だから心置きなくランニングできる場所を見つけて心が躍った。

 サッカーボールを追いかける少年たち、草野球に興じる大人たち、アルティメットの練習をしている大学生。散歩をする老夫婦。みんな、思い思いのスポーツに夢中になっている。その中で、私も散歩をしたり、ランニングしたりするのが、なんとなく楽しかった。

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河川敷のグラウンドから

 サークルもバイトもしていなかったので、大学の授業が無い日は荒川河川敷に頻繁に足を向けた。これは大学生のする遊びではない。そこのところは今思うととても後悔している。大学生ならもっと東京のいけいけなところで遊べばよかったのだ、と。

 しかし、あの当時、私の生活には荒川河川敷は無くてはならないものであった。東京で孤独な生活をしていた私の心を存分に癒してくれた。東京を離れて10年以上が経つ。あれから、一度も足を運んでいない。おそらく風景はほとんど変わっていないのではないだろうか。

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