霧中暗中ブログ

夢も希望もない三十代の日記です

学生時代のアルバイトの記憶

 コンビニに行った。ほぼ毎日行くコンビニ。そのコンビニのかわいい店員さんを見て、帰りの車の中でふと思い出すことがあった。

 私は大学一年生の夏休みの2か月間だけコンビニでアルバイトをしていた。そこに綺麗な同じくアルバイトの女性がいた。私は臆病な性格なのでその女性とは一度もしゃべったことがなかった。そもそもシフトがあまりかぶらなかった。

 アルバイトを始めてしばらくしたある日、店長も副店長も出勤しておらず、私はその女性と二人で店番していた。私はふとレジ横の扉からバックヤードに入った。するといつの間に入っただろうか、知らない私服姿の男性がしゃがみこんで誰かのバッグを開けて中を覗き込んでいる。ん?と思った。その男性は私に気が付くと、すくっと立ち上がり「今日は店長休み?」と私に問いかけた。私は「あ、はい」と答え、ああ、ここの店員さんか、と納得した。するとその男性は足早にコンビニから逃げるように去っていった。

 その男性がいなくなった途端、私の中である疑念が膨らんできた。あの人は、ここの店員ではなく、泥棒だったのではないか。とりあえずそのことを女性に話すと、案の定そのバッグは女性のものだった。中を確認したが何も盗られてはいなかった。

 後で副店長に報告したが、その男性は物取りで間違いないとのこと。私は自分を責めた。なぜその男が物取りだとすぐに気づけなかったのだろうか。女性もなんか不愉快そうな顔をしていた。きっと私が愚図だからだ。その男を取り押さえてれば、どんなに明るい顔をしてもらえたか。

 コンビニに行くとたまにその時のことを思い出す。あの頃から私は愚図だったのだなあと、あの時のことを後悔する。あの頃の自分と今の自分を比べてみる。まだまだ子どもだったなあとか、今の私だったらどういう対応が出来るだろうかとか。

 過去を振り返って、後悔ばかりしている。もう戻ることなんてできないのに。